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沖縄県知事選挙の検証 沖縄はまだ終わっていない

今回の沖縄県知事選挙、保守にとっては大変厳しい結果となりました。

未だに現実を受け止め切れていない程ですが、ここでしっかり考えなくてはなりません。



まずは出回っている勝敗の色分けです。

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この中から、主な地域を抜粋して検証します。



宮古島市

陸自配備を容認する下地市長が昨年当選した土地ですが、「オール沖縄」の奥平一夫とは超僅差の辛勝であった為、警戒しなくてはならない状況です。

特に、宮古島には学会員が多く、今回の造反もありましたので、今後不安定になる可能性は極めて高いでしょう。


石垣市

現職中山氏が三選した土地で、尖閣の危機を肌で感じている市民も多いでしょう。陸自配備計画にも賛成の色が強く、比較的磐石と言えます。


国頭村・東村】

沖縄県における最大の軍事演習場である北部訓練場
を擁する二つの村です。年間4億円を超える地料が地主に支払われている事、フィリピン海に面している事などから、中国への警戒があり、米軍との関係は良好と思われます。


与那国島

国境に位置する最西端の島で、軍事の拠点ですね。
2016年に陸上自衛隊の与那国駐屯地が開設されて沿岸監視隊が配備されています。島民の理解を得られていますね。


糸満市

糸満市長の上原昭氏は自民、おおさか維新推薦で2年前に新人で現職に勝ち当選しましたが、こちらも大差ではなく、投票率も芳しくありませんでした。
不安定な状況と言えますね。


【名護市】

今年、渡具知氏が勝った名護でも負けている事に注目です。
辺野古反対で20年、反対派の辺野古疲れも見え始め変化を求めた結果が名護市長選挙の民意だと思いましたが、そんなに甘くなかったと言う事です。
決定的な公明の組織票が、玉城に流れたと考えるのが自然でしょう。
つまり、まだ名護は基地反対と賛成は拮抗している不安定な状況にあると言う事です。


うるま市

昨年、現職の島袋俊夫氏は自民と公明推薦で三選しており、オール沖縄の付け入る隙の無い地盤のはずですが、負けています。


沖縄市

県内で那覇の次に人口が多い沖縄市
自民、公明、維新推薦で、現職で再選した桑江朝千夫市長のお膝元が負けてしまいました。
5月の選挙では、桑江氏3万2761票、オール沖縄の諸見里氏1万7609票とダブルスコアに近い大差でしたが何故でしょうね。

有権者10万7710人の半数以上の6万票を最低取られたと言う事は、本質的には基地反対が多いのかと考えねばなりません。


那覇市

沖縄最大の人口を持つ那覇市
10月21日投開票の那覇市長選挙は、玉城支持の現職の城間幹子氏と県議で自民党県連会長代行の翁長政俊氏の一騎討ちになりそうです。

今回の那覇の玉城支持を見ると、かなり厳しい闘いになりますが、ここはなんとか踏ん張りたい一番になりますね。


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ざっと見ただけでも、市長選挙で勝っても地盤は全く安定しておらず、いつでもオール沖縄にひっくり返される不安定さを露呈しましたね。

そして、一次産業の農業や漁業などの従事者が多く、日頃から中国の脅威を感じている離島は、やはり新しい沖縄を望む傾向が強い。

外濠から徐々にオール沖縄を追い込み、埋めていく戦略も今後必要となりそうですね。




□沖縄は人口増加率トップ


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沖縄の人口は2016年から17年にかけて3889人増え、その約4割に当たる1528人が外国人だったようです。

総数が人口の1%とはいえ、外国人が帰化して行く事を想定し、警戒しておかなくてはなりません。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/185435


また、平成27年度の転入の統計を見ると、1年での他県からの流入は約30000人です。

実質的に一年を通して見ると約4000人が増加した事になっていますが、26000人は他県から何をしに来たのでしょうか。
沖縄は第三次産業のサービス業が中心の街ですから、一般の会社勤めは然程多くないはずです。


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沖縄県は総人口140万人の内110万人が11の市に分布しています。
一つの県で見た場合、11の市の数は多いですね。
市長が11人おり、県全体の投票率が約50%です。

もし、選挙の度に転入、転出を繰り返している者がいると仮定すると、市長選挙くらいは操作出来る雰囲気が出てくる気がします。
市が11にも分かれている以上、市長選挙が11回もあるわけですから、毎回が正念場になりますね。


今回は、時間的に知事選の為の転入は出来ませんでしたから影響は無かったと思いますので、民意で玉城が上回ったとは思いますが、どのくらいの短期転入数が存在するか、今後警戒していく必要があるでしょうね。



□沖縄の公明党

学会員の数は調べても分かりませんでしたが、公明党の得票から、沖縄県公明票は約10万8千票存在するようです。

勿論、今回公明党は佐喜眞氏支持でしたが、学会員は公明党の方針より池田大作の方針を優先する動きが起こりました。
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出口調査を元にして計算しますと、32%の約35,000近い票が流れた事になります。

自民票も20%が流れたと言われていますから、
80000票の差を見ても、自公がしっかりしていれば
勝てたのは確実です。

この面からも、残念ながら与党の選挙対策に甘さがあったと言わざるを得ないと思いますね。



□結論


今回の敗因の主たる原因を統括しますと、

1.玉城の知名度

1.創価学会員の裏切り
2.自民党の脆弱さ


無党派と女性票が玉城に流れてしまいました。
知名度で圧倒され、情報戦でも圧倒されていた事を示しています。
沖縄二紙の偏向は、選挙を動かす脅威ですね。


そして、元々自民党が弱い地域で、公明党に裏切られて勝てるわけがありませんよね。

自民党の地盤の脆弱さにもテコ入れが必須ですが、
公明党を段階的に与党から切り離すべきでしょう。
頼りになりません。

大作信者は公明党に縛られないわけで、信用に値しないとはっきりしましたからね。



ただし大きな希望はあります。

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若年層の聡明さは素晴らしいですね。
彼らがいる限り、未来は変わっていくのは間違いありません。

後は、彼らを邪魔する勢力に対し、本土も含めて抵抗していけるか。

新たな若い世代も、現状の若者に追随出来るよう情報を浸透させられるか。


Twitterでのボギー大佐、するめのよっちゃん、宮古島まもるくんなどの頑張りはいつもながら本当に素晴らしく感動しました。

そして、たかすぎさん達ネット保守連合の同志、その他、いつも選挙で頑張ってくれる保守の皆様も本当に頑張ったと思います。

皆様の頑張りに敬意を表し、感謝しております。

この結果に縛られずより団結し、負けずにネットから真実を発信し続けましょう。

そして、実際に現場でも行動しましょう。

私達には、それが出来るはずです。


10月21日投開票の那覇市長選挙は、オール沖縄の現職の城間幹子氏と翁長政俊氏の一騎討ちになりますが、大変厳しい闘いになります。

ここで再度奮起し精一杯闘い、知事選の流れを断ち切る為に皆で一矢報いてやろうではありませんか。





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